「菜園・野の扉」ビジュアル3年日誌

1993年の開園以来、埼玉県寄居町で、農薬と化学肥料を一切使わず 野菜を作っている、新規就農の百姓=「野の扉」の2002年から05年の写真とコメントです。 最新情報は、http://nonotobira.typepad.jp/blog/ でどうぞ。

2005年05月

玉ねぎ関係

玉ねぎ関係の写真を集めてみました。

1枚目「玉ねぎ収穫」の様子は、3年前、娘は6年生です。今は、私より背も体格も上回っていますが。
2枚目「玉ねぎ乾燥」は、2年前です。この年は、けっこう出来がよかったです。
3枚目、4枚目の「玉ねぎ異変」は、去年のことです。
5枚目が、3年前。いい太りの玉ねぎですねぇ。去年からは、単管パイプの「風通しのよい」物置で干しています。

実は、今年は玉ねぎの収量がよくないのです。「異変」のあった去年より悪いです。苗が悪かったのと、春の乾きで最後のひと踏ん張りができなかったからでしょう。早生のものはそこそこ太ったのですが。6月1日現在で、3分の1くらい抜いて選別して、ハウスに入れてあります。
近頃は、結んでから、「押し切り」という道具で葉っぱを切ることが多いです。以前「現代農業」に、外皮をちゃんとむいたほうが、貯蔵がきく、という記事を読んで、ずい分手間をかけてきれいしたりもしましたが、それより天候と貯蔵場所の方が大きな要因だと気付いてからは、まあ、いいかげんに済ませています。

昨日(6月2日)に、雨なので、ハウスの中で結ぶ作業をしながら、夫が宣言(?)。
例年、「マルチなしでも、玉ねぎは太る」「玉ねぎは貯蔵中に傷むから、あんまり作りたくない」と言っていたのに、共同出荷で、丸々でっぷりした仲間の玉ねぎを見て、「今年はたくさん作ってやる!」と。秋の気分で決めましょう。


2002年5月26日

*玉ねぎ収穫*
P526tamanegikiri.jpg

葉っぱが倒れたら、
抜いて、畑で1日くらい干して、
葉っぱを切って、紐で結んで、吊り貯蔵


2003年6月10日

*玉ねぎ乾燥*
P610tamanegi.jpg

今年は、玉ねぎの収穫期に雨が多かったけれど、育苗ハウスが増えたので、ハウスに余裕があって、何とか無事乾燥して、吊り貯蔵まで持っていけました。


2004年5月27日~30日

*玉ねぎ異変*
P527tamanegi.jpg

 上は、27日のトマトハウス(といっても1列だけ)の中。玉ねぎの異変(詳しくは、「菜園たより」6月2週号をお読みください)に気づいて、早め早めを心がけて、収穫した、赤玉ねぎと中生のアトン(タキイ種苗、大玉で作りやすい、吊るすと12月まで貯蔵可能)です。
これらにも、腐りの入っているものがありました。例年、このように切り玉で、平たいコンテナ(パン屋のバンジュウをもらった)に入れて、ハウスの中で(家の物置だと湿気てしまうので、遮光ネットをかけて、ここで)保管してます。
 このあとの、晩生の玉ねぎ(アース、ネオアース、共にタキイ)が、悪かったので、切り玉にしたアトンの一部を吊り貯蔵にまわしました。
 
 31日には、全部収穫しました。このハウスの中で乾燥して、早めに出荷するべきものや小玉を仕分けて、吊り貯蔵ができるものは、目いっぱい(例年なら、小さくて、切り玉で出すものも)縛ることに。それでも、今年建てた畑の物置≫に用意した玉ねぎ吊りのためのスペースは、ずい分余ってしまいました。

P530byoukitama1.jpg

 上の写真のように、葉っぱが白くなっています。ネギアザミウマ(スリップス)が葉の表面を傷つけて吸汁した後と思われます。 これまでも、多少はありましたし、長ネギの苗は、よくこれにやられていました。しかし、今年は、爆発的。
 首から上が、しなびているものもあり、こういうのは、短く切って早めに出荷します。この症状が、玉が太る前に起こって、小さいまま腐ってしまったと思われるのは、隣町で見た畑。ほとんど取り上げられなかったようで、その畑は、荒川の河岸段丘にあるものでした。
 仲間でも、8割ダメだった人もいれば、やや小玉だったけど例年通りの個数は確保した人、えらく小玉だった人、トウ立ちのひどかった人など、様々ではありました。畑の持ち味の違いでしょうか。


2002年 6月7日

*吊り貯蔵の玉ねぎ*
P607tamanegityozou.jpg

これは、来年2月まで貯蔵可能な品種。
トラクターや資材を収納するハウスに、棚を作ってある。
木造の屋根の高い、風通しのよい、貯蔵小屋がほしい、、、

麦ワラ敷き

下は、3年前、息子は中学2年です。「修行」は遅々として進まず・・・
今日(6月2日)、露地のキュウリの2回目を定植した際に、去年のストックのワラはほとんど使ってしまいました。ワラ集めは、中旬くらいまでずれ込みそうですし、今年の夏野菜の草管理は大変になりそうです。


2002年5月26日
*雪丸のワラ敷き*

P526warasikiyuki.jpg

スイカの畝に、ワラを敷く息子
麦刈りがまだなので、去年ストックしたワラです。
腰が高いところが、まだ修行が足りない(?)

トマトの仕立て

P521hausutomato.jpg 3年前の写真や、記事の<ワラで守る[2005年05月25日(水)]アップ>の去年と違って、今年の露地の調理用トマトは、誘引ひもを使って仕立てています。ハウスの大玉トマトの21日に撮った写真が、左で、直接誘引ひもをクリップ(これについては、「野菜クリップ」の記事参照)でトマトにつけていますが、外は風当たりも強いだろうと、下の写真のように、誘引ひもをうねにくい(U字のトンネル杭、1本6円くらい)で止めてあります。二本仕立てです。
P521tomatoturi3.jpg


P521tomatoturi4.jpg

こんな感じですが、台風がきたら、一巻の終わり、でしょうか。
今は、おととしのみたいに、実がついています。タキイのティオクック、という品種は、実がちょっと下ぶくれで、これもまたかわいいです。

とにかく、現在畑は乾いています。「少雨に関する埼玉県気象情報 第1号」というのが、気象庁から出ているくらいです。

2002年5月26日
P526kukkutomato.jpg

*調理用トマトの最初の実*
エスクックトールという品種
楕円形のかわいい実です

木のこぶ(虫こぶ)ほか

15日の日曜日に、東京から、写真家の平井さんとTさんが来てくれました。
平井さんのサイトは、左サイドバーの「リンク集」に入っていますが、とてもきれいなところです。
最近は、「自然の色と形」ということで、はっとするような一瞬を切り取って見せてくれます。

この日は、野菜の写真をとるお仕事の関係だったのですが、乾燥しきった天候の上に、時間も昼近くなったので、成果はあまりなかったでしょうか。あとで送ってくれた写真が、下の3枚。


kinokobu.jpg
晃のリクエストで撮ってもらったのが、これ。鶏小屋のそばの、「コナラ」の根元の小枝についていました。 続きを読む

ブログは便利だ、その2

ホームサイトの過去の記事を再録しているのがほとんどなのに、なかなか日付どおりにブログにアップできません。
それで、「ズル」をしました。ブログはアップした日時を、あとから訂正できるのです。

ワラで守る [2005年05月25日(水)]
里芋の草とり [2005年05月23日(月)]
雨除けハウスのトマト [2005年05月15日(日)]
去年の苗いくつか [2005年05月12日(木)]

は、実際にアップしたのはもっとあとなのに、過去の記事と同じ日付でアップしたことになってます。

夏野菜いろいろ [2005年05月20日(金)]は、2003年5月11日の再録だし、
最初のキュウリ [2005年05月17日(火)]も同じく11日、
他にも日付がずれているので、5月はもうぐちゃぐちゃです。

今後ともこんなことはあると思いますが、お読みいただいている(奇特な)方々、よろしくお願いします。
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