「菜園・野の扉」ビジュアル3年日誌

1993年の開園以来、埼玉県寄居町で、農薬と化学肥料を一切使わず 野菜を作っている、新規就農の百姓=「野の扉」の2002年から05年の写真とコメントです。 最新情報は、http://nonotobira.typepad.jp/blog/ でどうぞ。

畑-管理

資材貧乏

★「貧乏」という字を見ただけで、気分が下降しますが・・・ 
この秋は、小さなハウスを増設し、トマトの雨除けに使っていたハウスを本式のものに改造したので、また、資材費がかかりました。2月から4月の端境期が、ちょっと楽になればよいのですが。

2004年11月2日

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 2間半の間口、奥行き6間のパイプハウスの、4分の1を、色々な被覆資材の棚が占めています。サンサンネット、遮光ネット、パオパオなどの不織布、トンネル類。虫除けをして、ビニールを使って周年の出荷をして、稼いだお金でまた資材を購入して、少しでもいいものを多く作る、ということで、ずっとやってきたけれど、時々憂うつになります。
 この秋のように、お日さんが少ない時はとくに、何にもかけていないほうが、美味しい野菜になるのだろうとも。虫の心配をしないでいいものだけを、その季節に作って、それで生活できる、という農業が夢ではあります。
 

*サツマ芋の花*

★2回ほど、「紫芋」を作りましたが、どうも利用しきれなくて、もう作っていません。使った品種のせいか、そのままではちっともおいしくなくて、「お菓子用」なんだ、ということで。
このあいだ、「ナチュラル・スウィート」の材料にと、豆花茶席の白崎裕子さん(関連記事が、ホームサイトのここに)に、頼まれたので、来年は再度チャレンジしようかな。

2002年10月28日
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以前、里芋に花が咲いたことがありました。
新聞でニュースになっていたのを読んだことも。
サツマ芋の花は、珍しくはないのかなあ。うちでははじめて。
沖縄の紅芋「備瀬」という品種です。

夏野菜の片付け

★昨晩は、雷と共に、ヒョウかと思うような音を立てて、大粒の雨がしばらく続きました。朝、熊谷気象台のサイトで調べたら、熊谷や寄居では、1ミリ以下の降水量でした。畑に行くと、アブラムシがいるので網をはずしてある白菜の葉っぱが、少し破れていました。幻のヒョウ・・・

畑が足りないので、今年はせっせと夏野菜を片付けて、ほとんど残っていません。それでも、麦を蒔くところがなかなか出てきません。

2004年10月16日

 作付けが進まないときは、ぼちぼちと、夏野菜の後片付けです。
 これは、キュウリ支柱にネットを張って、誘引していた千両ナスのうねです。ネットに縛っていた枝を切り落として、ネットをはずし、支柱を抜いて、うね間の敷きワラ(プラス雑草)を、落とした小枝ごとハンマーナイフでばらして、残っているナスの本体を、ジョレンという平クワで掘っては抜いていきます。
 本体は、取り除いて、ウネの部分にもハンマーナイフをかけて、トラクターでうなって、何とか、小麦の蒔きつけに間に合うでしょうか。この畑は、アブラナ科を作付けることが多くて、「ネコブ」も多いようなので、今年は麦で、クリーンアップしようと思っているのですが。そうすると、また、アブラナ科の作付けに畑をやりくりしなくてはならなくなります。セット野菜をしていると、どうしても、アブラナ科偏重になってしまう、、、
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*ハウス張替え*

★3年前に、育苗用の小さなハウスを建てて、去年トマトの雨除けにしたハウスを下の写真の近くに建て直して、現在大小4つのハウスがあります。もう一つあれば、トマト類を一年ずつ4年で回せるので、どうしようか、このところずっと思案中です。
ハウス関係の資材も、どんどん値上がりして、今後も上がりそうですし。

農業用の資材の通販大手「日本農業システム」から、ちょっと前に、季節外れの新カタログが送付されて来ました。石油関係の値上がりで、年半ばにして価格の改定、そして今後も期間内でも値上がりすることもある、とのこと。
ここでは、紙マルチくらいしか購入しませんが、一割以上値上がりしていました。厳しいです。

2002年10月13日

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詳しくは「菜園たより」10月4週号

大根の様子

★下の2年前とは、ずい分大根の様子が違います。
「その1」の最初の大根は、遅れている上に、湿害で半分も取れそうにありません。

「その3」「その4」の時期の大根にも、次の写真のように、みんな被覆資材をかけて、虫除けしています。去年の「シンクイムシ」の被害に懲りたので。写真では、よくわかりませんが、管りきで軽く土を盛り上げたウネに、クリーンシーダで条播きして、2ウネいっぺんに、180cmのパオパオで覆ってあります。まき溝がへこんでいるので、パオパオが浮いていてシンクイムシが産卵できないだろう、ということです。少しでも省力省資材。何とか虫は防げたようです。ぼちぼち外に出してあげようと思っています。

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2003年9月28日

*大根その1*
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10月に入ったら、ぼちぼち収穫します。8月21日蒔きの最初の大根。高ウネにして、地温を抑制する(はずの)白の紙マルチ、サンサンネットかけです。
品種は、タキイのYRテング、です。

*大根その2*
(写真は割愛。一つの記事で5枚までなので)
間引いてすぐの、大根。間引き菜は、油揚げや豚コマ肉と煮びたしがおいしい。春より、秋の大根葉の方が美味しい気がします。
これは、9月7日蒔きの、冬どり聖護院。虫除けに、一応サンサンネットかけています。

*大根その3*
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9月11日蒔きの三浦系大根(サカタのタネ、竜神三浦)です。もう、虫除け資材はかけていません。高ウネにして、一列づつ蒔いてあります。

*大根その4*
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最後の大根。9月16日蒔きの、タキイの緑輝。
はじめて、ポリマルチを使ってみました。
この辺から、日照りになりました。ちょっと、水をやりました。

*大根畑*
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早く蒔きつけるものには、網をかけたり不織布をべたがけします。虫の具合を見ながら、だんだん被覆資材を軽くして行って、最後は、蒔いたまま。年によっては、芯くい虫の被害に会います。
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